福島県の国道6号線を北上し、市街地の多くが津波被害に遭った宮城県山元町で、植樹された海岸防災林も見学しました。
新しく移転した常磐線の新山下駅周辺には新興住宅地が整備され、復興の勢いが感じられましたが、旧山下駅より東側は草原の中に民家が点在する、津波の被害が色濃く残された風景でした。お嫁ちゃんの実家の近く、同じく津波被害に遭った宮古市赤前地区と雰囲気が似ています。
カーナビの地図データが2010年のものだったため、津波被害の現在と昔を比較・想像しながら車を走らせ、(たぶん)花釜避難丘公園にたどり着きました。公園の周辺には綺麗に耕された広々とした畑があり、その風景にやっと心が癒やされました。
公園から眺めた、植樹されたばかりの海岸防災林。植樹が完了しているのかどうかは確認できません。
万里の長城のような見事な松林が復活する頃、私はこの世にいないでしょうね。