産技短展

平成21年2月21日は、岩手県立産業技術短期大学校が卒業製作展示を行う「産技短展」の見学に行ってきました。場所は、岩手県民会館です。

ポスター、入口の看板共に、雰囲気が何か芸術的な風味を醸し出していますが、これは、地域活性化のために公的機関等に、ロゴマーク・パッケージデザインを提案し次々と採用されている実力者集団、産業デザイン科による制作だからです。展示スペースも産業デザイン科中心のように見受けられ、「鑑賞」する印象を与えるかもしれません(ルーツをたどれば、産技短展は産業デザイン科の発表会)。

しかし、その他の科も素晴らしいぞということで、感想を書きたいと思います。

まずは、自分と縁が深く「ある程度知っている」情報技術科へ足を運びます。こちらでは、ソフトウェア開発が主となっていますので、子どもでも楽しめるものに出会えるかと。

産技短展の良いところは、学生が当番で展示にはりついており、上の写真のように丁寧に教えてくれること。学生諸君は、ちょっと緊張気味で、堅い雰囲気があるかもしれませんが、展示に関して素朴な疑問をぶつけてみてください。誠意を持って答えてくれるはずです。ただし、当番制ですので、自分の担当外の展示の説明は、しどろもどろ、あるいは「す、すみません、分かりません」となるかもしれません。その点は、まだ20才の若者達ということで許してあげてください。

子供達は、ゲーム(子供向けの教材?)を見つけて夢中になります。とってもやさしくかわいらしい女子学生の方もついてくれたので、その時間を利用して、先生方といろいろ情報交換です(ごめんなさい)。

メカトロニクス技術科や電子技術科も、製造ラインをモデルにした実習装置やライン上を自動走行するマイコンカーなど、電子回路や機構むき出しで動くものを展示しているので、子供達も飽きずに時間をつぶせます。写真は、CD搬送ロボットで、競技大会での優勝を目指して製作をしたものだそうです。

今回の見学で一番印象に残ったのが、電子技術科のラジコンのトレーラーです。小型カメラが搭載されているので、何か制御するだろうと容易に想像がつきますし、珍しくビジュアル的にも素晴らしいです。うむ、確かに怪しげな動きで、会場内をそろりそろりと走っています。

面白いのは、たまに、ある瞬間からコントロールを失い真っ直ぐに暴走を始めること。先生も、ダッシュでトラックを止めにかかります(笑)。

このトラック、自動ではなく人がコントロールするものでした。暴走の犯人は君だったのか!?

これは、トレーラーに搭載された小型カメラからの映像を見ながら、ゲーム用のステアリングコントローラで運転するもので、加えて小型カメラの上下左右の動作も指示できるシステムでした。コントローラの操作を、PCで処理し、ラジコンの制御信号に変え、ラジコンのプロポの操作部と同等の制御回路でコントロールしているようですが、どこで不具合があったのでしょう。

展示の中にはハプニング含みで、完全に動作しないものが多々ありますが、これも魅力の一つではないでしょうか。私達は日常生活において、極めて品質の高い工業製品に囲まれていますがその開発過程の苦労を知ることはありません。経験の浅い学生が、限られた時間の中で完全を目指しており、問題解決能力を磨いていること。これを、学生とのコミュニケーションで感じ取って欲しいです。サボったから。。というのもあるかも(笑)。

いちも「運転してみたら」と誘われ、運転にチャレンジです。そして暴走、「止めろ!止めろ!」の声も追いつかず、展示のボードに激突しました。トレーラーから、何かポロンと落ちていたようですが、その後大丈夫だったのでしょうか。

家を新築してからちょうど5年目、北洲ハウジングの5年目点検を受けました。非常にマメな担当の方が来て、いろいろ微調整してもらい、5年前にハウスメーカーを検討していた時の「アフターサービスには自信があります」と言われていたことを思い出しました。

節分

今日は節分。子供達と豆まきをするという口実の下に、さっさと帰ってきました。こんなに早く帰るのは1カ月ぶりなので、許されるでしょう。

いちも鬼の面を作って待っていました。

豆まきそのものは、義務的に終わらせました。

昨日は最終電車なのに、なんと駅を乗り過ごしてしまい、古舘駅まで運ばれてしまいました。自宅付近まで1時間かけて歩いて帰ってきました。疲れたので、今日はゆっくり寝ます。

ゆとりがありません

新年早々、緊急の仕事をボンと預けられたので、とても忙しかったです。ほとんど毎日が、最終電車あるいはその一本前の電車での帰宅でしたので、ブログを書く余裕などありませんでした。しかし、今週やっと成果を出して(新聞にも載りましたし)一区切りついたので、少しだけ落ち着きを取り戻しました。ここで、この期間、書けなかったことをまとめて書きましょう。

(1)flickrへの登録

ウェブアルバムの世界最大手のサイトに、会員登録しました。何を思ったのか、フル機能を使える有料会員です。「とりあえず、これをアップロードしておこうかな」と思うものをまとめてアップ。400枚近くアップして、やっとコメント1つ、お気に入り登録1つを頂きました。これを励みに、良い写真が撮れるよう勉強していきたいと思います。

(2)雫石スキー場へ

1月18日は、娘と二人でスキーに行きました。いちが突然、「喉が痛い」と言い出したので、彼は大事をとっておかかと留守番です。
娘をスキースクールに全日入れる予定でしたが、子供を優待する日だったということもあり、とても混んでいました。そのため、雫石ゴンドラ側の駐車場に停めるしかありませんでした。そのため、午前中のレッスンには間に合わなかったので、初級者おすすめゲレンデを二人で滑ることにしました。とても良い天気でした。

昼食の後、彼女はスキースクールへ、私は独り自由行動です。

自由行動の間、さすがに初級者ゲレンデばかりではなかろうと思い、初めて「熊落とし下山コース」に挑戦しました。感想は。。。ちょっと待ってくれ、下山コースなのにこれほどきつかったのか。「中級コース」とのことですが、自分は中級じゃなかったと言いたくなる一部の斜面でした。でも、人一倍臆病な私だから、そう感じたのかもしれません。慣れれば何とかなるとは思いますが。。。

独りで滑っていると、「こんなに混んでいるのに、独りで乗るのは申し訳ないなぁ」と、リフト乗り場で気を使います。たまたま、独りの方が隣におり、お互い「一緒にいいですか?」と合意したので、共にリフトに。仙台の方で、スキーは昨年から始めて、年5~6回の経験だそうです。ベテランの仲間と来ているのだが、先程てっぺんまで連れて行かれて、降りるのに苦労したとのこと。

「俺には無理。」と思っていたそのコース、無理じゃないかも、と思いました。
あれ?、(我が息子と同じ年頃の)ちびっこも、母親と一緒に、そのコースに繋がるリフトに乗っている!?

ということで、サンシャインリフトに乗り、サンシャインコースを滑り降りることにしました。

娘のレッスン終了の時間間近だったのでスクールに迎えに行く必要があり、想定外のコースに行かないように、ひたすら母子について行きました。その母子は、ボーゲンでスイスイと降りていきます。スピードが出るのが怖いので、私もボーゲンをと思ったのですが、スピードは出るし、体が持たない。。。自分の体重を落とし、バランスのとれた体型にする必要があると感じました。ボーゲンは諦めて、「ガガガガガガ」と強引な滑りを。。。生還しました。

娘と合流して、二人で何本か滑り、その日は終わりにしました。後ろから追いかけて、滑っている彼女の写真を撮影しましたが、全く躍動感のない写真となってしまいました。

(3)盛岡の河川敷を散策

1月25日は、いちが「お父と散歩したい」と言います。そこで、電車で県立図書館に行き、その後市内を散策しようということになりました。

県立図書館を出た後、「すぐに帰りたくない」と非常に元気だったので、「いち、やれるもんならやってみろ」という感じで、こずかた橋の袂(国保会館付近)から河川敷に降り、岩手公園(中津川上流方向)に歩き、毘沙門橋を渡り、最終的には仙北町駅まで歩きました。仙北町駅で、電車に乗る頃はかなり疲れていました。

(4)大雪

1月31日は、湿った雪が大量に降りました。これまで、雪もあまり降らなかったのでサービスしようと思い、小さいかまくらを作りました。

家族旅行(1月10日/国立科学博物館・上野動物園)

上野の国立科学博物館は、恐竜の骨を見たいと言ういちの希望に沿ったもの。そこで、思いがけず出会ったのが「シアター360」です。球体の部屋に入ると内側が全てスクリーンになっており、そこにCG映像が映し出されるもので、我々の目の前には太古の恐竜の世界が再現されました。部屋は一切動かないのに、まるでシャボン玉の中に入ってスーッと空を飛ぶようなその感覚。。。手すりが無いとよろめきそうでした。
その後、子供達は「たんけん広場」で遊びすぎて時間を取られ、およそ全体の半分をさらっと見学するのみで科学博物館を後にしました。と言うより、半日で全て見ようとするというところに無理があり、時間を見つけては通うことができる関東の皆さんがうらやましいと思いました。

最後は上野動物園です。特筆すべきことは特にありませんが、予想どおり「動物とたわむれる」「動物のグッズを買いたがる」ことに情熱を燃やす子供達でした。

そして楽しい時間もいよいよ最後、科学博物館でも立ちっぱなしの後の14時から閉演の17時前まで動物園内を歩き回り、夕暮れの中、くたくたになりながら駅に向かったのでした。

ということで、楽しみにしていた家族旅行、概ね予定どおりの行動ができ、子供達もかなり楽しんでくれた様子です。特に娘が得意とする「ぶすくれ」が無く、いつも機嫌が良かったので成功と言えるでしょう。それにしても、3日間かなり歩きました。次の旅行では、東京の寒さを侮らないこと、万歩計を用意することを忘れないようにしたいと思います。