ゴールデンウィークは、福島県石川町強化練習会に参加した矢巾中学校ハンドボール部の様子を見に行ってきました。会場はクリスタルパーク石川、山間部の町にしては立派な施設で、学法石川高校がありますし、スポーツ振興に力が入っている様子が窺えます。
参加した学校は、男女とも福島県内外から多数、千葉や埼玉の中学校からの参加もあります。体育館2面、屋外10面のコートで、2泊3日練習試合漬けです。様々なチームと対戦し、自分たちの強み、弱みが確認できたことを期待します。息子の話は。。やめておきます(笑)
帰り道は石川町からいわき市へ、そこから国道6号線を北上しました。理由は、原発事故の放射線量の多い帰還困難区域の状況をこの眼で見たい思ったこと。広野町、楢葉町、富岡町とニュースで何度も聞いた町を通り北上していきますが、国道沿いは、やや寂れた地方のバイパスと同じ雰囲気で被災地という感覚があまり有りませんでした。
しかし、大熊町、双葉町に入ると様子が変わってきます。
一見、普通の町に見えるものの、バイパス沿いの全ての店、ガソリンスタンド等の入り口が封鎖されています。市街地への交差点も、警備の人がいるところもあれば、完全封鎖のところもあります。一時帰宅の団体の方々のマイクロバスも停まっていました。
時間が止まったような町を興味本位で訪れたことを恥ずかしく思いましたが、現実は見られました。
帰還困難区域を通り抜け、久しぶりの営業店舗である、浪江町役場近くのローソンで一時休憩。そこから先の南相馬市では、全く普通の日常生活という風に見受けられました。※いろいろ、ご不便はあるかと思います。
帰宅後、この地域の自宅への帰還を果たしたご家族の明るいニュース映像を見ましたが、現地を訪れなければ分からなかった感動がありました。必ずしも帰還することが最善ではないご家族も多数おられると思いますが、あの現実を忘れられるような生活を取り戻して欲しいと思います。