娘の運動会

娘が5年生にもなると、同級生の子もだんだん見分けがつけられるようになってきます。しかも、授業参観など学校の諸行事には欠かさず参加している私ですから、他の一般的な父親に比べれば、その認識率はかなり高いと思います。上級生になって大会運営スタッフとしての役割も増えており、その同級生の子達の仕事ぶりも自然と注目してしまいます。

徒競争のゴールの係(テープを張る、1~3位の判定、ゴール後の誘導)などは、前の組の走者がゴールする前に次の組がスタートするものだから、とても慌ただしく、係員全員がスピーディに動作して次々と選手をさばいていきます。その他にも、各競技のサポート、本部の放送、低学年の誘導、応援団のまとめ役などがあって、それぞれがマメに仕事をしています。練習の成果とは言え、予定通りの時間で進めていくこと、これは素晴らしい。日本が世界に誇れる、教育現場発の伝統行事ですね。

我が娘は、吹奏楽部の一員としてオープニングの「銀河鉄道999」を演奏した他、午前中は来賓席の接待係を担当しました。お茶出しなどをするらしいのですが、クラスから一人立候補したそうです。家で手伝いをさせていないのがばれてしまいそうですが、本部付近の裏側で競技を見学していた私の両親は、娘の仕事ぶりも観察しており、しっかりやっていたとのことです。しかし、孫に甘い祖父母の言う事なので、果たして信じて良いものかどうか。

競技の方は、まずは徒競争で2位でした。ピアノ、吹奏楽、書道に取り組んでいる文化系の彼女が、あまり速そうに見えない走りなのに、最終組で走り、この成績を残したことがとてもうれしく思っています。来年、最上級生となるところですが、親として欲が出てきそうです。

そして、高学年リレーでは、優勝チームの一員として見事な走りをみせてくれました。チーム編成がアンバランスとなってしまったのか、各チームの差がかなり開いてしまい、レース展開そのものはあまり面白くなかったのですが、選手達がトラックをぐるりと半周まわって退場するという演出は、まさにウィニングランであり、とても感動しました。毎年、運動会が楽しいのは彼女のおかげです。この日に限って?は、最高の親孝行をしてくれました。

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