9月1日は防災の日でした。その前日の8月31日に矢巾町総合防災訓練が矢巾駅西地区を会場にして行なわれ、該当地区(新田1区・2区)の住民として訓練に参加しました。
訓練のシナリオとして、昨年度、該当地区を襲った豪雨水害を想定し、周辺の行政区も含めた地域住民の訓練として安否確認、避難所設置、炊き出し、土のう作成等を行いました。
私は、安否確認の報告役として参加、10秒で役割を終えました(笑)
※写真は私ではありません。
その後は、各訓練を自由に見学して下さいということだったので、 ひと通り写真撮影させて頂きました。
杭を省略した「改良積土のう工法」だそうです。土のうの重量のみで水圧に抵抗する構造で、シートで止水性を確保し、杭を打ち込み必要がない分、作業が用意だそうです。(参考:総合防災訓練資料)
水害想定ですが、消火訓練も行なわれました。
その中で、フライパンの油に引火、これに水を掛けて消火しようとするとどうなるか?のデモがありました。なかなか油に火がつかず、進行役の消防署の方も「我々は火を消すのは得意ですが、火をつけるのは専門外で・・・」と、上手い言い訳をしていました。
そのため、食用油でない油も足していたようですが、それにしても凄まじい炎です。私の驚きの声入りです。
ケアセンター南昌での火災発生を想定した消火訓練です。
消火ホースを踏まないように、何でしょう・・・アレを敷いています。なるほど。
矢巾町と防災協定を結んでいるという、みちのくコカ・コーラさんからの救援物資の到着という場面もありました。これも赤い車両。
給水車も登場し、防災意識の啓蒙のためか様々な場面が網羅されていました。
業者の方が詳しく説明してくださったのでCMも(笑)。防災グッズの展示もあり、非常災害用浄水装置の展示がありました。三協アクアテック株式会社のサンアクアです。
飲料水を作るこの機械は、下水道の水でも試験しており、問題なし。川の水などだったら相当の量に対応できるようです。太陽光パネルもあるので、電源がないところでも利用可能(太陽は必要)。オレンジのケースに一式入り、1人でも押して運ぶことができ、直ぐに設置可能。更に、このケース、水にも浮くそうです。
ということで、一住民として、防災への備えの重要性を確認した一日でした。町の要の担当者、消防署の方が知人ということで、私も真剣に観察したのだと思います。
訓練開始時の消防署の方のレクチャーで冒頭のひと言。
「本当の災害の時には、私たちは、まず来られませんから・・」
仰るとおりです。行政の防災機能は、そのように設計されていませんから過大な期待は持たず、自分達の地域は自分達で守るという意識を大切にしたいものです。