「ムッちゃんの詩」の事は、後から調べました。
太平洋戦争を含む近代史について元々興味があって、いろいろ本も読んでいますが、こんなに悲しい話があったことを知りませんでした。
戦争の悲惨さ、平和の尊さを教えてくれた昨日の煙山小学校学習発表会の6年生の劇は、あまりにも悲しすぎる結末でした。
イントロのナレーション部分はうんうん、ふむふむ、そうだね知っているよと聞いていましたが、空襲に逃げまどう人々のシーン以降は完全に見入ってしまいました。逃げる途中で転んだ時のしかめっ面から、防空壕の中の無邪気な子ども、現実的で冷ややかな大人たちを、6年生は見事に演じていました。
演技指導の素晴らしさ、スポットライトの演出など、先生方の指導力と創意工夫を強く感じる冷静な自分がいる一方で、目頭が熱くなる自分がいました。
泣いていたおばあちゃんもいたようです。私もビール1本でも飲んでいれば、間違いなく落涙していたでしょう。
「戦争は悲惨だね。」の一言では済まされない強いメッセージを感じました。
今年は、見たもの、聞いたものを、どうしても震災にマッピングしてしまいます。
多くの人を巻き込んだ、戦争=震災、結核=放射能、極限状態から解放され時にあの時ああすれば良かったという大人たちの後悔。家に帰ってから、すごく考えさせられました。
私としての結論、「大人の後悔」これだけは避けたい。そんな極限状態に置かれたことは無いけれど、いつの場面でもあの時ああすれば良かったという後悔はしたくないと思いました。
学習発表会って、大人の道徳の時間なのかもしれないですね。