矢巾町を襲った豪雨、まさかの浸水被害でした。「想定外」の怖さをあらためて感じた今回の大雨でした。被害のあった方々に心よりお見舞い申し上げます。
8月9日(金)
昼休みに勤務帰りのお嫁ちゃんから「マックスバリュ裏の宅地が冠水している!」との電話連絡あり。昼過ぎからスマホの緊急速報が鳴りまくり、近隣の地区の被害が明らかになってくる。煙山小学校の緊急メール連絡網でも「岩崎川が氾濫し児童館も浸水しそうな状況です。子ども達は煙山小学校体育館に避難して無事です。・・・」とのこと。ものすごく心配になって、Twitterで「矢巾」検索すると、矢幅駅の他、町内の冠水状況が明らかになる。JRが運休しているので、残っている学生の帰宅・送迎について職員らが相談する。
しかし、「(Twitterの)写真の場所は、(地形的に)確かにそうなるかもしれない。でも、自分のところは大丈夫だろう。」という安堵感があって、とりあえず通常どおりの勤務を終えて帰宅する。
矢巾の市街地を抜けて駅へ、駅通路を通って駅西へ。。。と思って歩き始めたが、至るところに黄土色の小川が出来ていて右往左往し(遠回りするのを嫌っただけ)、結局、ズボンの裾をまくって裸足で歩く。
1時間位かけて我が家に着いたら、小学校から児童の安否確認のメールが届いている。体育館に避難している子ども達は居るのか?先生方は徹夜の対応か?何か手伝えることは無いか?ということで小学校へ自転車で行く。
農免道〜矢次公民館前を通って行こうとするが無理。矢次公民館前の道路は水の流れもひどく泥に足をとられて転倒しそう。消防団の人にも引き返すよう促され、農免道に戻ってファミマ交差点、JA交差点を経て小学校へ。
子ども達は全員帰宅し、小学校体育館には数人の方が避難している。他地区から100人程避難してくるという報せがあったらしく先生方が準備していたが、結局無しということになる。特に手伝う事もなく、農免道をぐるりと回って帰宅する。
8月10日(土)
お嫁ちゃんの通勤ルート確認のため様子を見に朝一番の偵察。水はだいぶ引いているものの新田の浸水地区内は黄土色の水が流れている様子。
午前は、盛岡工業高等学校電気科が主催する「夏休みものづくり教室」に息子が参加する。岩手県交通矢巾営業所から盛工までの道路を走行するが、湯沢団地入口付近も冠水が甚だしかったらしく、道路は泥だらけで水もどんどん流れている。家々では、泥上げ作業をしている。
息子のテニス送迎等々の後に、夕方、矢次公民館付近、新田の浸水地区内の様子を見に行く。庭の土が流されコンクリート基礎が顕になっている家もあり、流れの激しかったことを知る。知人の話では、あっという間に水かさが増えて腰まで水に浸かって逃げた、至る所で渦が発生していたとのこと。
矢次公民館〜煙山小学校の通学路が分断される。11日現在、南矢幅方面からの通学路、赤コース、青コース共に使用不可、通学路なし。
8月11日(日)
自治会のボランティア活動で、泥上げ、流木や流れてきた草等の撤収作業に参加。新田地区内3個所に分かれて開始、参加者50名以上。避難所として新田公民館が活用されていた2日間、その対応に追われていた赤丸自治会長、大林公民館長の指揮の元、作業を行う。