息子と二人で東根山に登りました。
天気の悪い日が続いていたし、娘(姉)の部活が忙しく、行楽も減っていたので、息子もこの日を楽しみにしていたようです。
東根山の山頂(実は、写真の場所は山頂ではない)で、物思いにふける息子です。しかし、このあと、彼に試練が待ち構えていたのです。いや!すでに彼は試練と戦っていたのです。
下山途中の彼は、「足がガクガクする。」から始まって、「足がいたい。」「もう歩けない。」と、何度も弱音を吐いて、しゃがみ込み、座り込み、ぐずぐずして大変でした。それでも、「リュック持づが?」「座って休むが?」の問いかけには首を横に振り続けたので最後まで歩かせました。
息子は帰りの車に乗ってぐったり。帰宅してから、その過酷な状況が明らかになりました。
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話は変わります。
東根山の山頂(実は、写真の場所は山頂ではない)から見る、南昌山などの風景です。
今日の登山は、偶然、かつての上司(以下、W事務局長と言う)とご一緒させて頂きました。
W事務局長は、「昨日、南昌山に登ったら、すごい子供たち、小学生が沢山いてねぇ。3クラスぐらいかなぁ。」と週末の登山を楽しまれている様子。「それは、(私の思い入れのある)煙山小学校のPTAレクですね。」とお伝えしました。
かつての上司との会話している間、息子は周囲を元気に走りまわっていたので、私は体調が悪かったことに気がつきませんでした。
この景色の良い場所は頂上ではないので、頂上(三角点)をアタックすることにしました。そこは、W事務局長曰く、一度行ったらもう行きたいと思わない場所(志波三山縦走では必須コース)。頂上は、W事務局長のおっしゃる通りでした。
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先に下山を始めた私達でしたが、あとから来たW事務局長に追いつかれ追い抜かれました。下山途中の息子の疲弊ぶりを、W事務局長はとても心配していたようです。
登れるギリギリの所まで原付で来ていたW事務局長は、そこで我々の到着を待ってくれていました。息子を原付に乗せようかと思っておられたらしい。かなり長い時間待ってくださったのでしょう。正直に言えば、「(W事務局長の思慮深い性格からして)きっと待っているかも。」の通りでした。ありがとうございます!!
私はその配慮に甘えたい気持ちもありましたが、息子は下山途中の全ての援助にNOを示していたので、お断りしました。
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息子は、家を出る時点で少し違和感(体調異変)があったそうです。帰ってきたら38熱がありました。
登り始めたら調子が良かったので忘れていたそうです。
頂上近くが大変だったらしいです。その時、確かに彼はネガティブだったが、そんなに深刻だとは思いませんでした。その時の息子の言葉は、「ああ、頂上が逃げていくようだ。。。」
頂上で休憩したとき、背中に汗をかいていなかったし食欲もなくて、今思えば何か変だったなと思います。少し調子が良いからと言って、はしゃぎまわるなよ。下山途中、「寒い。」と言っていたのは熱が上がっていたんだね。
本当に辛かったろうね。
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いま思えば、お前がこんなに元気が無いわけないよな〜
それにしても、よく登ったな!!すごいぞ。俺は鬼か?いや、体調が悪い時はちゃんと言いなさい!!