宮古へ(続き)

津軽石には、宮古市に入って花輪橋を渡り、松山にある宮古中央ICから三陸自動車道を使いました。宮古はそれほど揺れは激しくなかったと聞いていますが、自動車道はところどころ大きな段差ができていました。

そして、宮古南ICから金浜の国道45号線に降ります。本来であれば美しい海の景色が広がるインターチェンジです。しかし、今回のそれは、信じられない凄惨な別世界となっていました。

どうか皆、避難しておりますように。

ディーラーの看板の汚れから、波の高さが分かりました。三陸道の結構上の方まで瓦礫が流されていました。

マースとその隣のファミリーマートです。助かった方々がいたのが救いです。

JR山田線の線路も引き剥がす。海側に落ちているので引き波の力でしょう。

津軽石までの国道の両脇には、流されてひっくり返った軽トラックや瓦礫などがあります。土ぼこりが舞い、自衛隊の装甲車みたいなもの(キャタピラ式)も走って、まるで戦後のような雰囲気です。

お義父さん宅、避難中お世話になった親戚宅にも寄って荷物を下ろし、暗くなる前に帰ることにしました。

過去の三陸大津波、関東大震災、阪神大震災など、街は必ず復興してきました。今回の震災も必ず復興するはずです。いや、復興させなければいけません。しかし、これだけの被害を目の当たりにすると、いったいどこから手をつけて良いのか、どのような街づくりを目指せば良いのか。

被災された方々の生活が一日も早く取り返せるよう、美しい三陸が一日も早く戻るよう、私たちもこれまでの生活を見直していかなければならないと思います。

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